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元和歌山大学の経済学部の教授で、その後は大阪府の堺博物館の館長でもあった角山栄先生は、私の母方の親戚でもあります。以前、仕事で名刺交換したある方から堺博物館の館長さんと親戚ですかと聞かれたことも有りました。
中公新書より「茶の世界史」「時計の社会史」などが出版されています。特に「茶の世界史」は、16世紀にヨーロッパの人達は中国の茶でなく日本の茶の湯文化に興味を持ち、単なる茶としてでなく、町民の間、武士の間でその茶の飲み方が一種の儀式として神秘性をもっていることに驚いたようです。宣教師を通じて千利休の茶道が伝わり、特にイギリスは独自の茶文化を中世の時代に作り出し今日に至っている、等の話が書かれており、日本人、特に日本文化を深く知る上で、一読されてはいかがでしょうか。
私は、中世のヨーロッパの時代や、絵画が好きなので、時代感覚を見ながら読まさせてもらいました。
これらの本の他にも「シンデレラの時計」という本もあります。今更ながら、私も少しでも勉強させてほしいと思っています。