低い幸福度と低い生産性の国、日本

日本の国際的な幸福度調査では、56位と低迷を続けており、又、生産性も先進国の中で下位で26位だそうです。生産性も低いし、幸福度も低い。良いところが無いですよね。幸福度が低い理由は自己肯定感が低いからだそうです。完璧を目指したり、細かなところまで気を配り過ぎるそうで、もう少し楽観的に考える必要があるようです。でも視点を変えれば良い点ですよね。

日本は生産性が低いと言われますが、何かをお店で買うと加重包装であったり、確かに現在は変わりつつありますが、以前は毎日、始業の時から残業が当たり前のような毎日を送ってましたから、効率的に仕事をすることからは違っていたかもしれません。

それらはそれが当たり前のように、同質の人間ばかりの他から刺激を受けない日本人のHomogeneousな国民性であったからかもしれません。欧州で生産性が高いトップクラスの国はアイスランドや、ルクセンブルグですが、その両国とも、本国だけでなく外国人も雇用し、いい意味での緊張感の中で競争心を持ちながら仕事をしているからだそうです。スペイン人の優秀な金融関係の人はルクセンブルグで仕事をしたいとの夢を持って機会を待っているそうです。また、欧米が生産性が高いのは、一概には言えませんが、日本人のように高い完璧性を求めず、自分のやるべき仕事を、つまりJob Descriptionに書かれている仕事だけを合理的に効率よく行っており、他のことを頼まれたり、誰かがやっているのを傍で見ても、他のことは考えることなく専念して集中して業務を行い、定時に帰宅するそうです。マネージャー職の人は兎に角、良く働くそうです。昼休みもパンをかじりながら仕事をするそうです。人それぞれの個人主義です。集団主義の日本人は他の人に気を使いながら、兎に角、同質人間ですから、そのようなことがあると、そのまま見なかったこととして、帰宅することができないのです。狩猟民族と農耕民族の違いなのでしょうか。しかし、そのような日本にも現代版の”黒船”がやってきたようで、今までの日本の企業のように 総合職で採用して社内で育てていく、そして定年まで雇用を守るメンバーシップ型から、行う業務を限定して職務に就くジョブ型への移行が良く話題に上がるようになりました。現代日本の50,55歳くらいの中高年齢層が総合職で入社した人たちが生産性が低いと言われ、立つ瀬がないようです。なので、最近では45歳定年制という話まで出てきています。

日本人の良さを出しながら、効率的に働くようにしましょう。コロナが収束すれば、また外国人労働者が日本の企業に増え、上司が外国人という日が来るかも知れません。