パソナの人材出向と航空業界

日経によると人材派遣会社のパソナが仲介してコロナ禍で余剰人員の出ている外食・観光業界から約2000人の社員を受け入れ、コールセンターなどの人員の不足している業界への橋渡し役として出向などの形で人員を倍増させルらしい。この傾向は特に航空、ホテル業界からが多く、JALは現時点で1600人のグループ会社社員が企業や自治体に出向しているそうである。航空業界は大変ですが、それは旅客に限ったことであり、同じ航空でも航空貨物業界は、通常であれば旅客機のベリー(Belly)と呼ばれる貨物室の供給がコロナ禍で急減した為、又、船のコンテナーが不足しており、海上から空に移る貨物の割合も増えたために、航空貨物の需要は逼迫しているのである。

しかしながら、旅客便の動きもコロナが収束すれば一挙に需要が増す予測がされており、それを見通して米国のユナイテッド航空は新規に200機もの航空機のオーダーをしているそうである。JALやANAで現在出向されている社員の方たちも、もうしばらくの辛抱で、夢を持って入社した頃の以前の空港業務などに戻れると思われるので頑張ってほしいと思います。