Quarantine(検疫)の語源

コロナ禍の中でオリンピックもあと40日位となり、早いワクチン接種と終息を祈るばかりですが、先日、ある本を読んでいてこんなことが書いてあったのでなるほどと思いながら、ある種 感動しました。

空港などで出入国の時の検疫を英語で”Quarantine"と言うのですが、その語源が面白かったです。中世のペストの頃にイタリアのベネティア(ベニス)ではペストの病原菌が海に寄港する船から入ってくると考え、寄港する船を4か月、海の上で停泊させ待機させたそうです。Quarantineはそのラテン語の4の数字を意味する”quattuor"から来ているそうです。フランス語でも”quatre"と言いますものね。ベネティアは周り中に海の水がそこまで来ているので海からの菌に神経をとがらしているようですね。映画の”ベニスに死す”でもよく消毒している景色が出てきましたね。コロナがヨーロッパで真っ先にイタリアに来たのも観光客が多いからか、水際から入ってくるのか不明ですが。Quarantineの語源は中世のペストの名残でありました。